欧州バッグブランドの春夏向けは、すっきりとした印象を備えたモダンナチュラルがトレンドになっている。定番の形にグラフィカルやプレイフル柄など新しい要素を載せたハイブリッドスタイルも注目。高度なインクジェットプリントが個性を際立たせている。
ファクトリー系のブランドはきれいめのクリーンな外観が目立っている。
初夏に向けて透かし柄を充実させるのは「ジャンニキアリーニ」。スムース革で安定して売れているシリーズにグラフィカル柄のメッシュを採用し、モダンな一面を広げた。小売価格トート3万9000円、ハンドバッグ3万円。
上品なステッチをアイコンにする「プリニオ・ヴィソナ」も、クラシカルな無地のラインアップに加え、レーザーカットの企画を出している。植物柄を配してエレガントに仕上げた。卸価格139 ユーロ 。
ミラノを拠点にする「カールライク」は、手編みのメッシュに着目。リラックスしたフォルムにゴールドパーツを合わせるなど、レディーライクに見せた。116 ユーロ 。
同様に手編みのイントレチャートで新鮮味を出すのは「パオロマージ」。ブルー系のタータンチェック、白とライトグリーンのハウンドツースなど、織り柄でトラッドムードに仕上げた。115 ユーロ 。