輸入卸のサン・フレール（大阪市、加島勉社長）は、伊の高級ラゲージブランド「ＦＰＭ‐ファブリカペレッテリエミラノ」の日本における輸入販売権を取得した。１２月から販売を開始する。国内の百貨店や専門店１０～１５軒をめどに、初年度売上高１億円、３年後には５億円を目指す。同ブランドは４６年、ラゲージやバッグ、トラベルアクセサリーに特化したブランドとして伊で誕生した。美しさと機能性を兼ね備えた製品作りを特徴とする。
商品はソフトスーツケースやビジネスラゲージ、カジュアルバッグ、レザーアクセサリーなど。近年は次世代の旅行者にムーブメントを起こすようなラゲージ作りを目的に、著名デザイナーとの協業プロジェクト「イン・ザ・サイン・オブ・ムーブメント」を実施している。
ステファノ・ジョヴァンノーニやマルセル・ワンダースなど５人のデザイナーが参加し、それぞれのデザインを重視しながら、軽量、安全性、美しさに着目したコレクションを発表している。日本のデザインオフィス、nendoによるカメのシリーズも、その一つ。
