オランダのファッション・フォー・グッド 脱PFASのプロジェクト立ち上げ

2026/08/17 06:25 更新NEW!


PFAS代替品の防汚性能などを測定する

 繊維アパレル業界の循環型への変革を目指すプラットフォーム、ファッション・フォー・グッド(本部アムステルダム)は、脱PFAS(有機フッ素化合物)による撥水(はっすい)・撥油技術の評価プロジェクト「DW(O)R-X」を立ち上げた。

 撥水加工で世界的に非フッ素剤への置き換えが進んでいるが、代替品の多くはフッ素剤が持っていた撥油性がなく、長期的な耐久性も劣るのが欠点。また性能評価に関する統一された試験法がなく、比較も困難だとしている。環境や健康への影響を慎重に評価しつつ、優れたソリューションや性能を把握するために評価基準の更新が必要とし、プロジェクトの立ち上げに至った。

 具体的には、9種類の代替ソリューションを対象に、「性能」「環境への影響」「コスト」の三つの側面から評価・比較を行う。プロジェクトパートナーと実際の使用状況を想定した性能評価の方法を策定、スポーツウェアなどの使用に伴う汚れ(泥、日焼け止め、汗など)を使った独自の汚れ試験や、複数の条件下での試験を組み込む。

 アパレルメーカーや工場はこの試験結果を社内の意思決定などに活用でき、薬剤を開発販売する化学メーカーも性能に関する主張の裏付けとして利用できるとしている。

 プロジェクトパートナーは、アパレルブランドがアディダスとC&A、製造パートナーが印シャヒ・エキスポート、台湾のパラダイス・テキスタイル(天堂紡織)、中国の呉江福華織造、化学メーカーのアークロマ、ダイキン、ダウ、ルドルフなどが参加する。性能試験は、認証機関のSGSが手掛ける。



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