「ラグタグ」を運営するティンパンアレイ(東京)は昨年11月、富裕層が住む東京・湾岸エリアのタワーマンションで買い取りイベントを実施した。最初は様子見だった住人も、他の住人の利用を見て安心したのか不用品を家に取りに戻り、列に並んだ。「初めての不安感を取り除けば利用はもっと進むはず」。担当者はこう振り返る。前回の混雑を踏まえ、4月の開催時は予約制にした。
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少ない空白地帯
消費者から買い取り、販売する〝バイ・セル〟企業にとって、仕入れは成長を支える生命線。在庫の量が売り上げを決めるからだ。市場成長に伴いライバルは増え買い取り競争は激しさを増す。各社は潜在顧客が居そうなあらゆる接点に買い取り機能を設けている。
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