ファッションジュエリーブランドの春夏商況は、客単価が伸びる一方、インバウンドの減退などによる客数減の傾向が続いた。物価高による消費マインドの落ち込みも響いている。ただ、良い物志向で高単価アイテムが比較的堅調なほか、ブライダルにも回復の兆しが見られる。
(中村維)
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ファッションジュエリー8ブランドに、1~6月の既存店売り上げの前年同期比を聞いたところ、上回ったのは「ヴァンドーム青山」(ヴァンドームヤマダ)、「エテ」(ミルク)、「スタージュエリー」(スタージュエリー)の3ブランドのみだった。