フェイラージャパンは独シェニール織りファッションブランド「フェイラー」がコロナ前に比べ売り上げが倍増する好調ぶりだ。商品の〝機能的価値〟と商品やブランドから感じられる〝情緒的価値〟の両面を提案し、顧客と結び付いたファンマーケティングを強めてきたことが伸びに寄与している。
(武田学)
フェイラーが勢いづいてきたのは15年に銀座本店を出して以降。直営店出店により顧客と双方向のファンマーケティングを、インスタグラムなどSNSを活用したデジタル、店舗やイベントなどのリアルの両面で強めている。ファンとの結びつきや顧客分析が進化し、MDやブランド発信の精度が高まり、ブランドに共感するファンで構成するアンバサダー制度も現在、4期目のアンバサダーを迎えており、商品開発やファン作りに生かされている。
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