「アンテプリマ」などを手掛ける香港のフェニックス・グループホールディングスが好調だ。香港、中国など経済環境が厳しくても大きな流れを読み、手を打つことで着実に事業を伸ばしている。アンソニー・キョン社長兼CEO(最高経営責任者)に、世界のファッション、繊維の動向をどう見ているのか聞いた。
(高田淳史)
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確かに経済状況を見ると香港はあまり伸びておらず、中国は良くない。でもそれはマクロ(経済)の動きでミクロは違います。香港、中国は今が出店チャンス。一部を除き、スーパーブランドの勢いが落ち、出店が減りました。良い場所を確保しやすく、家賃も以前と比べて高くない。徐々にしか進みませんが、香港の若手デザイナーや新興ブランドが出てくる条件が揃ってきました。
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