ファイブワンF 春に10周年モデルのオーダースーツ

2018/11/26 06:25 更新


 紳士服メーカーのファイブワン・ファクトリー(大阪府枚方市)は19年3月から、10周年モデルのパターンオーダースーツなどを直営店とFC店で販売する。15年に枚方市の紳士服団地内で稼働させた工場で生産し、リードタイムは約40日とする。

 10周年モデルは、これまで培ってきた英国や伊ミラノのテーラー文化を色濃く反映したパターンを採用。ハリやコシのある生地を使い、ウエストをシェイプするなど立体感のある服作りを特徴とする。

 同社が得意とする、日本人の体形に合わせ、前ふり気味に肩部分を縫製することで、服の重さを肩全体で受け止めるようにし、長時間の着用でもストレスを感じにくいように仕上げた。

 生地によって製品の価格は異なるが、最も買いやすいブルーラインでスーツ7万円、スリーピース8万6000円、ジャケット5万1000円、パンツ2万4000円、コート6万9000円、ポロコート9万3000円。全4ラインのうち最も高価なブラックラインは、スーツで12万7000円~となる。コートはスーツの型紙から原型を作るため、スーツとの相性も良い。

 同社は09年に秋田ファイブワン工業から事業を譲り受け、ファクトリーブランドの提案を本格化。新工場を稼働させてからは、物作りを志す若者の採用・育成が順調に進んでいる。19年春は前年に続き3人の新卒採用が決まっている。

英国やイタリアのテーラー文化を色濃く反映したパターンを採用する


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事