フォーチュナトウキョウ 西陣織をモダンな小物に 海外市場開拓も

2015/02/08 07:56 更新


 フォーチュナトウキョウ(東京)の「フォーチュナトウキョウ」は、グラフィックデザイナーの木場彰子さんがクリエーティブディレクターを務める西陣織をモダンにアレンジしたメンズの服と雑貨のブランド。11年7月にスタートした。

 木場さんは、母から受け継いだきものにみせられて京都に通うようになり、「細い糸をゆっくりと織ることで生まれる風合いの良さを持つ西陣織」を世界へ広めたいとブランドを開発した。代表的なアイテムはネクタイ。ペガサスのモチーフには「ミラクル」、ライオンと王冠には「キング」など、柄に合ったテーマが設定されている。

 西陣織の扇子や、ネクタイの柄をベースにした国産のポロシャツ、奈良印伝の革小物などメード・イン・ジャパンを切り口に新しい商品開発も進めている。ネクタイ7000~2万円。ネクタイは著名な俳優がドラマで着用するなどし、知名度も上がっている。

 今年はニューヨークのギフトショーに出展し、海外市場開拓にも本腰を入れる。海外でも口コミでファンが増え、同ブランドのフェイスブックの英語サイトには4万人のファンがいるという。

(繊研新聞 2015/02/04付)



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