「フランフラン」 巣ごもり消費で好調 EC、実店舗が連動

2020/10/23 06:28 更新会員限定


 インテリアショップ「フランフラン」(フランフラン)が売り上げ好調だ。特にECはコロナ禍での巣ごもり需要に加え、アプリ会員の拡大など、店舗と連携した取り組みが奏功し、劇的に伸長。実店舗の営業を自粛していた4~5月は前年の約4倍、営業再開後の6月も2倍となった。ウェブ接客も強化し、前年まで8%だったEC化率は9月までで15%に高まった。一方、実店舗も6月以降前年比20%増となっている。

(中村維)

 ECが想定以上に伸びた背景として、昨年11月のアプリのリニューアルがある。「アプリが実店舗とECの架け橋になるとみて、単一チャネルでなく、全体で売り上げを上げようと全社に呼びかけた」(熊谷健太フランフラン常務執行役員販売本部本部長)。店頭でのアプリ会員勧誘を強化し、20万人以上を獲得していた。この結果、実店舗の営業自粛中に、アプリ経由で初めてECを使った消費者がぐっと増えた。また、店舗営業再開後には、「リモートワークなどでインテリア商品へのニーズが高まるなか、ECで見たけれど、実物も見たいという方が来店され、LTV(顧客生涯価値)も高まっている感がある」とする。

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