古橋織布(浜松市)の製品ブランドが好調だ。24年6月から、多様な分野のプロフェッショナルと協業するプロジェクト「ORIYATO」(オリヤト)を始め、自社の生地を活用したブラウスやパンツ、雑貨などを販売し手応えをつかんでいる。プロジェクトが、遠州織物や産地の現状を伝える「発信ツールになれば」(古橋佳織理社長)との狙いもある。
(森田桃子)
同社では、本業の織物製造・販売が順調に進む一方で、更なる雇用の増加や待遇の改善につなげようと、自社ブランドを立ち上げ、パジャマやバッグなどを販売してきた。しかし、企画力や発信力の弱さなどに課題を感じていた。