EC支援サービス「フューチャーショップ」を運営するフューチャーショップ(大阪市)は、サービス開始20周年を記念してVR(仮想現実)プラットフォーム「VRチャット」上にクリスマスマーケット「フューチャー20thスクエア」を開設した。ECプラットフォーム提供企業がVRチャットでマーケットスクエアを開くのは初めて。
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フューチャー20thスクエアは、欧州の伝統的なクリスマスマーケットを思わせる世界で、クリスマスツリーを中心にした街での特別な購買体験を提供。デスクトップモードではVRゴーグルがなくてもパソコンから入ることができる。
同スクエアには伊藤久右衛門、格之進、京橋千疋屋、治一郎、北海道北釧水産、モロゾフが出店し、実際の商品をギミックとしたフルーツアソートやバウムクーヘン、プリンのデコレーション作りなどが楽しめる。またペイペイ、楽天ペイ、アマゾンペイなど決済サービス8社が協賛し、各サービスロゴをあしらった乗り物や花火などのアトラクションもある。
現状では同スクエアでECはできず、ECは各社サイトに移動することになる。同社はこの取り組みでバーチャル空間での消費者コミュニケーションを模索し、VRプラットフォーム上でのEC開発を進めるとしている。