グローバル大手小売りの直近四半期決算は、3社ともに増収増益だった。インディテックスとファーストリテイリングは19年同期比でも増収増益でコロナ禍前の水準に戻りつつある。H&Mも総利益率は改善し、営業利益は19年同期実績を上回った。ECが引き続き伸びており、欧米の販売も堅調だが、中国での苦戦とコロナ禍が生産・販売の両面に与える負の影響が今後どの程度続くかが、共通の懸念材料だ。各社とも実店舗とECの連動強化とサプライチェーンの高度化を継続し、成長性を維持する考えだ。
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