羽毛(ダウン)の回収と再資源化に取り組むグリーンダウンプロジェクト(長井一浩理事長)が順調に参加企業・団体を増やし、活動を広げている。15年4月に14社・団体の参加でスタートして以来、ネットワークを広げ、20年9月現在で130社・団体が参加するまでに拡大した。
(浅岡達夫)
羽毛布団やダウンジャケットなどに使われる羽毛は、動物繊維の中で最も耐久性が高く「100年以上の利用が可能」とされる。しかし実際には、使用後に廃棄・焼却されるケースが多い。
河田フェザー(三重県明和町)は同プロジェクトに当初から参加し、世界でも高いレベルの羽毛加工を行っている。「適切な洗浄加工によって油脂やほこりを除去すれば、再資源羽毛は新毛に比べてはるかに高い清浄度を持つ」とする。
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