グッチ 19年春夏コレクションはパリで発表

2018/05/25 11:09 更新


 【ミラノ=高橋恵通信員】「グッチ」は19年春夏コレクションのショーを9月24日、パリで開催すると発表した。しかし、パリでの開催は一時的なもので、19年2月にはミラノに開催地を戻すという。一方、ミラノでは9月のミラノ・ファッションウィーク期間中に、同ウィークを主催する伊ファッション連盟とグッチが共催する特別イベントを計画中だ。

 今回のパリ開催は、クリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレの「フランスへの三つのオマージュの一部」としている。18~19年秋冬プレコレクションの広告キャンペーンは、学生運動を発端に始まった68年のパリ5月革命からインスピレーションを得たもの。30日に行われるクルーズコレクションは、ユネスコの世界遺産である南仏アルルのアリスカンを会場に選んでいる。

 ここ数年、ミラノ・ファッションウィークの幕開けを飾り、バイヤーやジャーナリストの「ファッションウィーク初日からのミラノ入り」に貢献してきたグッチ。伊ファッション連盟のカルロ・カパサ会長は「9月のパリ開催については事情を理解し、決定を尊重したい。来年2月にミラノに戻ってくることを切に願っている」とした。



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