グンゼは25年のアパレル事業の重点方針として、DtoC(消費者直販)シフト、付加価値商品の拡販、トータルブランド化の推進、スマート工場の整備などを掲げた。25年3月期は全事業セグメントで増収増益を見込み、4月から新たな中期経営計画も始動する。「サステナビリティ」と「グローバル化」を全社のキーワードに「世界で選ばれ続けるグンゼ」(佐口敏康社長)を目指す。
(山田太志)
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アパレル事業の付加価値化商品の代表例が汗の悩みに着目した高機能商品「アセドロン」。24年春からの累計販売が100万枚を超えた。夏の汗対策だけでなく冬の暖房時の汗に対応した「ファイヤーアセドロン」も好調だ。シーズンの偏重をなくし、紳士・婦人、インナー・レッグなどで総合展開することによる社内活性化効果も高い。