阪神梅田本店は18日、7階におしゃれに敏感な男子小学生(DS)を対象とした自主編集売り場「DSスタイリッシュボーイズ」を開設した。
同店は、「JS(女子小学生)の聖地」と呼ばれている。約5年前から人気のJSブランドを誘致、イベントを多数催し、JSの中でも同店が対象とする「モデルに憧れるおしゃれな女子小学生」の支持を集めてきた。最近はJS同様、ファッションに関心の高い男子小学生が増えてきたこと、親子または兄弟姉妹でおしゃれを楽しみたいという父母の要望に応えて、DSの売り場を新設した。
クールでかっこいいを切り口に、「ラッドカスタム」「ブロック」「ワムワム」「バタフライ」の4ブランドを揃えた。期間限定出店を除いて、いずれのブランドも全国の百貨店での取り扱いは初めて。男児は市場規模が小さく、百貨店で男児単独ブランドの売り場や集積した売り場はほとんどない。さらに同店が対象とするのは「スタイリッシュな男児で、男児全体の5%程度」と見る。
売り場面積は26・4平方㍍。秋物以降、品揃えが充実することから、初年度の売上高目標は2500万円としている。
DSを担当するのは、JS売り場の仕掛け人である阪急阪神百貨店阪神梅田本店の子供用品販売部百原重夫マネージャー。すでに「写真撮影会や4ブランドのコーディネートの人気投票」などのイベントも企画しており、売り場作りと併せてコト提案も強める。