ユニフォームの原田 ドリカム中村正人氏と協業

2019/02/06 10:58 更新


 ユニフォーム製造・販売の原田(山口県防府市)が、ドリームズ・カム・トゥルーの中村正人氏と協業した新ブランド「MST(マサト)オーダーユニフォームカンパニー」を立ち上げた。

 企業のオリジナルユニフォームを製作するオーダーユニフォームカンパニー事業の取り組み。機能性や安全性に加え、憧れられ、かっこいいデザインのワークウェアを提案し、優秀な人材の獲得や働く人のモチベーション向上を支援する。

 中村氏は音楽活動のほか様々なプロジェクトに関わる中で、日本のインフラを支える現場の職人たちへのリスペクトが強く、建築関連の知識も豊富。原田は「全世代に評価され続ける妥協のない物作りの姿勢が当社理念と一致し、ワーキングウェアにおいても確かな顧客目線で多くのアイデアをもらえる」として協業を決めた。

 新ブランドは両者の思い入れが強く特に3K(きつい・危険・汚い)と敬遠されがちな土木・建設・運輸の3分野向けでスタートする。第1弾としてブルゾンを企画し、今後は電動ファン付きウェアやヘルメット、つなぎ服など対象アイテムを順次拡大していく。

 これとは別に、協業の一環で中村氏が自身で着用するつなぎ服(マサトモデル)を製作した。黄色をアクセントカラーにしたダブルライダーズタイプ。ストレッチ性や防虫、UV(紫外線)カット加工、制電、洗濯耐久性、さらに擦れやすい膝やヒップには「コーデュラ」ナイロンを使用するなど「表面上のデザインではなく、ワーキングスーツとしての機能美」にこだわった。企業向けオリジナルオーダーではマサトモデルをプロトタイプと位置付け提案する。原田は「既存の業界の枠にとらわれると、従来のものと変わらなくなってしまう。今後アパレルなど様々な業界と協業することで新たなワークウェアを作っていきたい」という。

ドリカムのキャラクターをあしらったオリジナルワッペン付きブルゾン(モデルは中村正人氏)
マサトモデル


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