東京から福岡県に拠点を移したレディスインナーの「ハヴィーナ」(福岡県八女市)は3年ぶりに東京で展示会を開いた。18~19年秋冬物は、〝ライフ〟をテーマに、日常のささやかな楽しみとしてのランジェリーを提案する。展示会にはランドリーブランドも出展した。
日本のブランドとしては珍しく、ノンワイヤ、ノンパッデッドのブラジャーを主力にするハヴィーナ。18~19年秋冬はファンタジーと実用性をバランス良く、手入れも楽という基本に立ち返って作ったという。さりげないレースと艶やかなサテンを組み合わせたブラジャーやショーツは、レディーをイメージしたピンクベージュと、読書家をイメージしたネイビーを揃える。ノンワイヤブラ8600円から、ショーツ4900円から。
2年前からはワイヤブラも企画・販売している。パッドを入れるポケットをつけているが、ノンパッデッドでの着用を勧めている。ワイヤブラ1万5000円から。
販路は福岡県八女市のアトリエショップと、百貨店、下着専門店などでの期間限定店や卸など。
展示会にはクリーニング専門資材卸売りの牟田商会(福岡県大野城市)も出展した。「展示会のテーマとしたライフ(生活)を見直す中で、毎日の洗濯も見直してほしいと思った」。ハヴィーナの柴尾陽子ディレクター兼デザイナーは、そう話す。
牟田商会が開発し、17年11月に発売した一般向けのせっけんと洗剤のブランド「マティーナ」は、ランジェリー用として薦めるオレンジオイル入り液体せっけんなど繊維別の洗濯洗剤のほか、洗顔や体用のせっけん、エアミストなどを揃え、福岡県を中心にセレクトショップやエステサロン、自社サイトなどで販売している。「プロ向けで培った〝とがった〟洗剤」(牟田祐貴統括マネージャー)で、お気に入りの洋服やランジェリーを長く大切に使うライフスタイルを提案した。