東京・上野を中心にジーンズ・アメカジウェア店を運営するヒノヤは15日、JR東日本による高架下の耐震補強工事のために約半年間移転営業していたアメ横の「ヒノヤプラスマート」の営業を元の場所で再開した。再始動を記念し、同店限定商品を数点用意するなど特別感を演出している。
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1月下旬から御徒町駅近くに移転し、仮店舗で営業していた。プラスマートは91年にオープン。同社の他の店舗に比べると売り場面積66平方メートル弱とやや狭いため、ジーンズ・アメカジブランドを軸にした〝濃い品揃え〟を特徴にしている。
強みのジーンズは、「ウエアハウス」「シュガーケーン」「鬼デニム」「アイアンハート」「バーガスプラス」などの無骨な印象の商品を揃える。
同店限定商品では、ウエアハウスに別注したバファロープリントTシャツ(6000円)の黒色、バーガスプラスの胸ポケット付きTシャツ(5200円)のポケットを刷毛(はけ)目生地に変更したものなどを用意した。
半年間、仮店舗で営業していたことによる顧客離れが課題。早期に以前の売り上げ規模まで戻せるように注力する。