ヒロタは20～30代向けレディスブランドの18～19年冬物で、クラシカルやビンテージ、カジュアルの要素をフェミニンに表現する。ダウンやウールのコートも充実する。
「トランテアンソンドゥモード」は秋に続いてチェックやツイードを充実し、パールやビジューの装飾で華やかさも出す。店頭でもすでにツイードのワンピースなどが売れているという。アウターはウールコートが重点で、尾州の生地など素材にこだわり、デザインの可愛さ以外でも競合他社と差別化する。
スーパー110を使った軽くてソフトなウールコートで2万7000円など、品質に対して価格は抑えた。スペックを全面に出すのではなく、仕立て映えの良さや温かさなど女性に響くリアルな価値を提案できるよう接客にも力を入れる。
「ザ・ヴァージニア」は、ブランドがコンサバやモードに振れていた時期もあったが、改めてビンテージやカジュアルを打ち出す。インポート生地のツイードスカートはスウェットやスニーカーにも合う。フリンジやプリーツ、光沢、透け感もポイント。ワンディテールで独自性は出しつつ働く女性が着やすい商品構成にした。着回しも意識し、5通りの着方ができるフォックスファー付きショートコート（3万9000円）や、モッズコートタイプとのリバーシブルのダウンコートなど。
「ノエラ」は、ざっくりしたケーブルニットトップ（1万2000円）と得意の花柄スカートのスタイリングや、ふんわりしたアンゴラ混のニットパーカなど、トレンドのカジュアルテイストをフェミニンに取り入れた。
