【JFW‐IFF・MAGIC】国内外からデニムウェアが集結

2018/04/25 04:27 更新


 きょう25日、東京ビッグサイトでファッション見本市、JFW-インターナショナル・ファッション・フェアMAGIC・JAPAN(JFW‐IFF・MAGIC)が開幕する。米ラスベガスの合同展MAGIC(UBMアメリカ)と、JFW‐IFF(繊研新聞社)が共同開催する3回目。今展の見どころと、実商売につながる独自のサポートサービスを紹介しよう。

(カッコ内はブース番号)

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《DENIM ZONE》

 一番の見どころは、「デニムゾーン」だ。日本を中心に世界各国のデニムを軸にしたブランドのほか、工場・職人も集結する。ゾーン内には約20の企業・ブランドが出展。商品を展示するだけでなく、縫製工場や加工場の匠の技も披露する。

 ジャパンブルーは「ジャパンブルージーンズ」「桃太郎ジーンズ」など5ブランドで多彩な国産デニムウェアを打ち出す。拡販を狙うジャパンブルージーンズは、素材開発から産地に根ざした物作りで、商品の種類、コストパフォーマンスが強み。茶綿混のアフリカ綿を使ってソフトなはき心地のセルビッジデニムジーンズ(1万1000円)などがある。

「ジャパンブルージーンズ」(D-511)

 スタジオエクリュはメンズ「F・O・Bファクトリー」で、独自性にこだわったアイテムを提案する。海外バイヤーの反応に期待するとともに、国内の新規開拓も狙う。秋冬新作のほか、年間約4000本の販売実績があるウエポントラウザーなどの定番も訴求する。定番商品は1万1000~1万5000円。

「F・O・Bファクトリー」(D-413)

 青木被服の「ファガッセン」は、見応えのある表現をのせたデニムウェアが主力だ。欧州でクリエイションし、物作りは岡山を拠点とする。仏パリ中心に展示会に出ていて、海外で支持を広げているため、今展を機に国内へのアプローチを強める。ジーンズ4万~7万円、ジャケット8万~10万円など。

「ファガッセン」(D-114)

 テイクバイセブンの国産ブランド「セブンアイズ」は合同展初出展。オーダーデニムウェアブランドとして立ち上げて約10年が経過。〝オンリーワンデニム〟の理念は継承しながら、現在は小ロットでの生産・販売も開始している。今展では目利き力のある情熱的なバイヤーとの出会いを希望している。デニムパンツで、約3万7000円など。

「セブンアイズ」(D-416)

 チャンネルの「グラフゼロ」は、04年に岡山・児島で誕生。海外進出、国内卸の強化を狙う。主力のオリジナルジーンズは、16オンスセルビッジデニムを使用。王道の右綾織りのほか、ヘリンボーンやヒッコリー、昼夜織りなど5種類が揃う。秋冬物はパンツ1万8500円から、トップ1万4000円から。

「グラフゼロ」(D-411)

「デニムアクトナイト」若者にデニムの魅力アピール

 三越伊勢丹とメディア・新卒コンサルティング事業のレディ・トゥ・ファッションが共催するデニムを通じてコミュニケーションの創造を図るイベント「デニムアクトナイト」がJFW‐IFF・MAGICにも登場する。イベントの世界観を訴求し、9月に開催するイベントに向けて協力企業を募る。

イベント運営の中心を担う松原徹伊勢丹新宿本店婦人営業部グローバルクローゼットセールスマネージャー(左)と石川義朗レディ・トゥ・ファッション取締役兼COO(最高経営責任者)

 同イベントは、若者にデニムウェアの魅力を訴求することを目的にスタート。1回目は3月31日に東京・渋谷のレンタルスペースで開催した。ジーンズブランドの「エドウイン」「リー」「レッドカード」「ウェア・ボブソン」「モナーム」、東京・吉祥寺の古着店「ドラセナ」と若手クリエイターの協業商品を展示・販売したほか、ミュージシャンによるライブイベントなどを行い、デニムをきっかけに若者たちがコミュニケーションする場を提供した。当日は20歳前後の男女を中心に約200人が訪れた。

第1回目の「デニムアクトナイト」での会場の様子

 今展には、1回目のイベントに参加した5ブランドと古着店がデニムアクトナイトのブース内に出展する。2回目のイベントはブランド数を拡大し、若者への訴求力をより強めたい考え。ジーンズ・デニムウェア業界を盛り上げるためのパートナーを募る。

3月7日からの約2週間は、伊勢丹新宿本店2階のジーンズ売り場に同イベントの期間限定売り場も開設した


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