モデレートゾーンのインポートバッグの16年春夏は、グラフィカルな色の切り替えや柄をポイントにした企画が昨年に続き多くなっている。フラップタイプのハンドバッグでもA4が入りショルダーベルトも付くなど形は機能的で、持つと意外に軽いのも共通する特徴だ。シンプルなトートは、リバーシブルや色・柄などでひと工夫。ジェンダーレスで使えそうなデザインも増えている。カラーは、どのブランドもきれいなブルー系を差している。
「アンテプリマ」は、画家のソフィア・ドローネの 2 種類のグラフィックパターンを使ったプリントレザーのバッグが目を引く。柄も色合いもちょっとレトロな雰囲気の幾何学模様だ。2パターンを組み合わせたドクターズ風バッグは、別のバッグをくっつけたような大きな外ポケットが楽しい。23万円。レッド系とブルー系があり、同じ柄のクラッチ、ショッピングバッグのほか、サンダルも揃う。
「フルラ」もアートっぽいカラーミックス。コレクション全体に色の組み合わせが多彩で、その中にメタルパーツをポイント使いしたデザインが多い。レッド、ブラック、クリームの3色をきりっと切り替えた大きめフラップバッグ「アルテーシア」は9万円。
外側にミニバッグを取り付けられるビッグクラッチも幾何学的な切り替えで、ミニバッグを付けるとやはり3色になる。また、この春から新たにカスタムメードのプロジェクト「メイド・フォー・ユー」がスタートする。ミニバッグ「メトロポリス」とアルテーシアで、素材や色、メタルパーツを選んでオーダーすることができる。