インターブリッジ19年春夏 ひねりが利いたベーシック

2018/11/27 06:26 更新


 輸入卸のインターブリッジは19年春夏、レディスブランドを強化する。ウィンタースポーツブランド「フザルプ」の卸売りを始めるほか、カットソーが人気の「マジェスティックフィラチュール」を再開。18年秋冬から始めたニット「レ・マタフ」の卸売りも継続する。

 フザルプは競技用スキーウェアで知られるフランスのブランド。競技用の技術を落とし込んだ、ハイスペックなアウターが特徴だ。アウターにはツーウェーストレッチの素材を使っている。UVカットや撥水(はっすい)の機能が付いたカットソーもある。春夏は接触冷感や速乾の機能が付いたジャージーのシャツや、脇に縫い目がなく動きやすいポロシャツを企画した。平均価格はアウターで6万6000円、カットソーで1万8000円。

競技用のハイスペックな機能が備わったアウター「フザルプ」

 来春夏から販売を再開するマジェスティックフィラチュールは、フランスのニットとジャージーのブランド。一時、卸売りを休止していた。細身のシルエットのカットソーが強みで、春夏は肌離れがいいリネン混の素材を使った商品が多い。背中に布帛のシャツのようなギャザープリーツを入れたTシャツや、リネンジャージーのジャケットなどがある。平均価格は1万円程度。

ジャケットやTシャツだけでなくリネン混のワンピースもある「マジェスティックフィラチュール」

 レ・マタフはフランス人のデザイナーがデザインし、日本で生産しているニットブランド。ベーシックなデザインをベースに、編み地の変化やスリットでアクセントをつける。アームの付け根にスリットを入れたロングカーディガンや、編み地を切り替えて肩の部分に透け感を持たせた商品などがある。中心価格は2万円台半ば。いずれも全国の専門店向けに販売する。

アームの付け根に入れたスリットがアクセントの「レ・マタフ」のロングカーディガン


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