イロヤが東急百貨店東横店に旗艦店

2016/03/04 06:02 更新


 毎月のテーマ色に沿ってファションを提案するECサイト、セレクトショップ「イロザ」を運営するイロヤ(大野敬太社長兼CEO=最高経営責任者、電話03・3467・1680)が2月25日、東京・渋谷の東急百貨店東横店西館1階に常設の旗艦店を開設した。幅広い年齢層、多様な人々が行き交う渋谷駅直結の立地で、毎月変化する色と店舗設計を特徴に、客の感性を刺激する店を目指す。常設店の開設は14年3月~15年5月まで運営していた原宿の路面店以来、約7カ月ぶり。

 新店は、集積・販売する商品のテーマ色を毎月変更するほか、開いたり、たたんだり、変形可能な店舗什器を使用し、1カ月単位で店の顔つきを大幅に刷新していく。「常に店があるということは、客に安心感を与える反面、飽きにもつながりやすい。毎月変化をつけて、常に新鮮さ・面白さを発信したい」(大野さん)考えだ。什器にはタブレット端末を設置、自社ECサイトもアピールする。ECサイト限定の割引クーポンを配布するなどしてO2O(店舗とネットの相互送客)を促す。

 売り場は約15~20平方㍍。商品構成は服飾雑貨6割、アパレル4割で、レディス商品が8割を占める。中心価格帯は1万円前後。取り扱いブランドは、靴「フェスーラ」、時計「フォレスト」、ジュエリー「チマスキー」など国内外からセレクトする。新品のほか、古着も揃う。

 東急百貨店東横店との連携も図る。すでに同百貨店内の期間限定店とイロザの両店で共同販促企画を実施するなど店舗間で相互送客を促している。今後も同百貨店との連動企画を実施していく。新店の初年度売り上げ目標は5000万~1億円。

3月の色テーマは、「花が咲く」「発展」の意を持つ“ブロッサム”で、ホワイト・ピンク色の商品を中心に揃えている



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