三越伊勢丹は、「イセタンスタジオ」でBtoB(企業間取引)向けのAI(人工知能)撮影サービスを始める。AIモデル(東京)と協業し、AI技術で生成したファッションモデルでモデル撮影のコスト削減、リードタイム短縮につなげる。3月22~24日に東京・恵比寿で開催する合同展「プラグイン/エディトリアル」で撮影会サービスを実施する。
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AIモデル撮影サービスは、商品画像を撮影し、仮想試着技術でAIモデルのコーディネート着用画像を作成する。AIで生成したモデルが衣類やアクセサリーを着用するので、異なる納期や大量の商品を短時間で撮影できる。
広告やカタログなどのキービジュアル、ルックブックなどで利用でき、サイト上で重ね付けや着せ替えを試すことが可能となる。
イセタンスタジオは、自社のオンラインストアだけにとどまらず、リソースを生かして百貨店の枠を超えたビジネスの拡大に着手している。BtoBの撮影サービス事業は22年10月からスタートし、ささげ(撮影・採寸・原稿作成)業務を代行し、幅広い用途に撮影をトータルサポートする。