アイエスアイ「火消魂」 台湾の限定店が好調

2018/12/14 06:25 更新


 カード関連企業のアイエスアイ(東京)は今秋から、所有するブランド「火消魂」(ヒケシスピリット)で、台湾や香港、東南アジアへの拡販を進めている。

 火消魂は、江戸時代から続く伝統の火消しをモチーフにした服と雑貨のブランド。同社は10月末、台北の文化施設、華山1914文化創意産業園区で開かれた消費者向けイベント「国際手作設計節」に出展し、「目標額の1.5倍を売り上げた」(佐藤寿洋マーチャンダイジング部部長)。

 その後、ウェブ販売事業を進めるエックスレージ(台湾)の「仲間」と協業し11月1~4日、高雄に期間限定店を開設。高雄でも「目標の倍の結果」だった。

 12月から19年1月31日の2カ月間、カジュアル専門店のエスリード(台湾)と協業して台北の誠品生活武昌店4階に期間限定店を出店中で、「売り上げは順調」という。「インバウンド(訪日外国人)需要が大きい中、自社店舗には特に台湾からの客が多く、現地での販売に挑戦した。好反応であり、期待度が高い結果」とみる。

 今後は、香港で販売代理店契約を結んだ地元の企業と12月21日からウェブ・卸販売を開始する。19年1月にはタイで開かれる「バンコク日本博2019」(旧ジャパンエキスポ・タイランド)に出展する予定だ。

 アイエスアイには台湾人のメンバーが3人いて、19年春には「自社オンラインショップを開設する」考えだ。

火消しをモチーフにした服や雑貨が台湾でも人気


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