【ミラノ=高橋恵通信員】6月17~20日、イタリアのフィレンツェで開催される第108回ピッティ・イマージネ・ウオモに「オム・プリッセ・イッセイミヤケ」が名誉招待ブランドとして参加することが決まった。6月18日、フィレンツェ市内の会場で、スペシャルイベントを開催する。
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ピッティ・イマージネ最高経営責任者ラファエロ・ナポレオーネ氏は「かねてから、この偉大な日本のブランドをピッティ・ウオモと結びつけたいと願っており、ようやくその発表がかなった」と語った。
今回の招待は、同ブランドの世界的成功、高いクオリティー、創造性、独創性をたたえるものだ。同時に、創設者・三宅一生氏の〝静かで気品ある魔法〟を現代的に再解釈するという、現在のクリエイティブディレクションを発信する意味も込められている。「このブランドが備えるエレガンス、機能性、構築性、色彩と素材の革新性、芸術性、そして軽やかなコンセプトには心打たれる。そのビジョンは、力強くユニークな伝統をたたえながら、見事に現代に息吹を与えている。今回のショーの舞台として、フィレンツェは感動的で忘れがたい情景を提供してくれることだろう」と期待する。
同ブランドのデザインチームは「世界有数のメンズウェアのイベントに招かれることを光栄に思う。今回発表する26年春夏コレクションはフィレンツェを含む、イタリアのさまざまな街を巡って行ったフィールドワークやリサーチを起点としたもので、紹介するのが楽しみだ」と語った。