ジーンズカジュアル専門店の9月15日の定店観測は、まだまだ気温が高く、全体的に秋物の購買意欲が高まるのはこれから、という状況だった。ただ、秋物への関心は高まり始めており、アウターも徐々に動き出している。比較的薄手の素材感のパンツに手応えを見せる店もあった。
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長袖シフトが進む
「気温の影響が大きく、まだ買い渋る状況」(マルカワ)、「暑さのためか、購買意欲が高いお客は多くはなかった」(ラックスアウトフィッターズ5号店)など、気温の低下が待ち遠しい日となった。
だが、先物買いは出始めている。ロフトマン1981ではすでに「オーラリー」のアウター類が動いているのに続き、当日は「カナダグース」のダウンジャケットやフリースブルゾン、「エイトン」のウェザーショートモッズコートなどが売れた。「平日と違い、インバウンドよりも国内客が多い気がした」ヒノヤは、「シュガーケーン」のGジャンなどがよく売れた。
「トップは長袖と半袖が半分ずつを占めるぐらいになってきた」というタイガースブラザースは、「エンジニアドガーメンツ」の総柄ウィングカラーシャツ、「キャプテンサンシャイン」「ブラームスルーツストック」の長袖Tシャツが動いた。アウターについては、「Y2レザー」のレザーアウターが「昨年よりも初速は早い」。