ビッグシルエットが浮上 アウター、春物ともに好調
ジーンズカジュアル専門店の2月12日の定店観測は、売れ行き好調だった。バレンタイン需要とともに、寒い気候で冬物セール品購買と先物買いが並行して買い上げにつながった。春物はビッグシルエットのMA‐1やコーディガンが上昇。ボトムもジーンズ買い替えが増えた。
■オーバーサイズMA‐1
アウター消化、春物プロパー商品ともに良い。セール品目当て客が多い中で、プロパー商品では春までしっかり使えるニットやスウェットが動いた。
トップは全アイテムが前年より数字が良く、特にアウター、ニット、スウェットに表れている。アウターは「カナダグース」ダウンジャケット、「アルファ」MA‐1が根強く、「バズリクソンズ」フライトジャケットなどミリタリー物が挙がった。
メソッドでは切り替え柄ニットトップに、ロングコーディガンやビッグサイズMA‐1を合わせるコーディネートがヒットしている。「オーバーサイズ、ビッグシルエットが10~20代に人気。長い着丈で肩が落ちるMA‐1は、ブランドを買いにきた30代以上も気に入って買うほど」だ。
ヒノヤではスカジャンに加えてハワイアンシャツが動いている。どちらも気温が下がれば動かないが、ハワイアンシャツは2月に入って20枚売れた。「客が冬物に飽きており、先物を入れると活発に動く」としている。3月は、これらに合うアイテムをどう打ち出すかを探る。
続きは繊研新聞2017年2月17日付16面をご覧ください