ジーンズカジュアル定店観測11月

2015/11/20 06:13 更新


 アウター買いに迷い ボトムは防寒物中心にばらつき

 ジーンズカジュアル専門店の11月15日定店観測は、気温の低下が進まないせいか、アウターを中心に例年よりも秋冬物の動きが鈍く、集計日の売上高伸び率が前年を下回る店舗が多かった。

 秋物の先買いが止まり、ボーナス支給前ということで、消費者の購買意欲が停滞しているようだ。そんな中、トップはMA‐1、ニット、スエットの動きが良い。ボトムは、防寒機能物を中心にジーンズ、チノパン、ワークパンツなど売れ筋がばらついた。

 高単価商品を中心に扱う店では、「11月とは思えないくらい暖かい日が続き、客の決断が鈍く感じる」(ロフトマン1981)、「秋物立ち上がりと冬のボーナス支給の間ということもあり、少々中だるみ気味」(タイガースブラザース)、「アウター、カットソー、シャツ含めてトップ全体が悪い。

 10月までに常連客の先買いが終わり、例年ならば一般客が来る時期だが、今年はその流れがまだない」(ヒノヤ本店)状況だ。

メソッド池袋アルパ店の店頭。例年より早く打ち出したことで、試着・購買につながっている

続きは繊研新聞で



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