ジーンズカジ定店観測12月、MA‐1継続

2015/12/18 10:01 更新


 ジーンズカジュアル専門店の12月13日定店観測は、12月に入ってようやく防寒物の需要が出て、アウターが活発に動いた。MA‐1人気が継続、ニットトップも当たっている。全体的に「一品をしっかり選んで買う」傾向が強く、高額でも納得すれば購入する買い方が目立つ。

 表を見ると、前年よりジャケット・アウターの販売数量は大きく伸びた。「ブランドアウター、ウールのモッズ風コートやダッフルが想定以上に動いた」(メソッド池袋アルパ店)、「高額アウター軸に良く売れた」(タイガースブラザース)と好調な声が上がる。

 その一方で、伸び悩みを指摘する声も。「いまだ市街地に降雪がなく伸び悩み」(アメリカ屋長野店)、「レザー、ダウンジャケットが不調」(ヒノヤ本店)、「売れてはいるが、動きが少し鈍い」(ロフトマン1981)とし、月後半に期待をかける。

 ジーンズ店、カジュアル店ともにMA‐1、N‐3Bなどミリタリーアウターが好調。ブランドは「バズリクソン」「アヴィレックス」「アルファ」が挙がった。

 ロフトマンやタイガースブラザースは「カナダグース」がよく売れた。また、Pコートやウール物を購入する傾向も見られる。「いいものを探していたという客が購入」(ヒノヤ)、「チェスターほど気張らず、きれいに着こなしたい働く20代前半が購入」とする。

 トップ全体の販売数量は、昨年よりも悪い。消費者はアウターを選んでいて、価格が比較的高くても良い商品や気に入ったものを購入している傾向が強いと思われる。

 アウター以外ではニットトップがいい。「あぜ、ケーブルといった変化のあるものが動く」(ジーンズメイト)。メソッドは男女ともにニットが好評で、「チェスターコートの下に着るスタイルで、カラーは明るめのバーガンディ、ホワイトを選ぶことが多い」とする。

 

(続きは繊研新聞で=お申込はこちら) カジュアル店では、若い年代軸に、チェスターやウールコートに細身パンツ、ニットトップ、つば広ハットのスタイルが強い(メソッド池袋アルパ店)


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