【連載】JFW‐IFF・MAGIC㊦ 実商売直結のサポート

2018/04/20 04:26 更新


 実商売に直結する手厚いサービスも、JFW‐IFF・MAGICの特色だ。

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 その一つが、リテーラーと、事前審査に通った出展者が個別に商談できる「プライベートマッチング」(PM)。当日のスケジューリングを含めて主催者側がコーディネートするため、双方にとって効率的な商談を実現できるシステムとして定着してきた。PMを利用するリテーラーも増え、今回は国内外合わせ過去最多の150以上の有力小売りが参加。海外からはメルシー(仏)やハーベイニコルズ(英)、バーグドルフグッドマン(米)、ワン・フィフティーン(台)などが名を連ねる。商談数も、昨年4月展の250を大きく上回る570を見込む。

 実際に海外で売ることを前提にしたプロジェクトも進む。中国・重慶の大型セレクト店「真理客庁」は、自店内に今夏設ける期間限定売り場で扱う商品を、今回のJFW‐IFF・MAGICに出展する日本企業から選ぶ。既に事前審査は済ませ、会期中に最終のジャッジをするとともに、会場内で新規ブランドをさらに開拓する方針。

 セミナー企画も拡充。本数は、昨年(17年4月展)の10から17に増える。石川康晴ストライプインターナショナル社長は、同社の急成長を支えたイノベーションについて、石川英章イシカワラボ社長は個店型セレクトショップの生きる道を話す。

中国のセレクトショップ、真理客庁は期間限定売り場で扱うブランドを探す


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