シンク・ラボ 汐留にソロワーキングスペース

2019/12/05 06:25 更新


 ジンズの子会社、シンク・ラボ(田中仁CEO=最高経営責任者)は一人で深く考えるための「ソロワーキングスペース」を開発した。2年前に開業した、集中を科学する会員制ワークスペース、シンク・ラボ飯田橋で蓄積した集中のための要素をもとにスキーマ建築計画代表の長坂常氏との協業で設計した。集中の時間を提供するワークスペースの新モデルとして20年2月3日、東京・汐留に開設する。

 同社は、集中を計測できる眼鏡型ウェアラブル機器「ジンズ・ミーム」を使った実験で、「オフィスでは集中できていない」という分析結果が出たため独自調査を実施。それによると集中して作業する場を求める人が多く存在し、カフェを利用する場合、「場所を見つけて作業に入るまで平均10分30秒かかる」。一人で集中できる場所がない問題が顕在化したことを背景に、ソロワーキングスペースを開発した。

 シンク・ラボ汐留はカレッタ汐留地下1階に開設し、31室の解放感のある個室で構成。他人の目線や動きを気にせず過ごせる設計にした。植栽や自然音、照明、香りなど五感を通じて集中しやすい環境を提供。いすは作業に応じて創造的・論理的思考用の2種類、視界の高さも3段階から目的に合わせて選べる。年中無休で朝7時から午後11時まで営業し、料金は15分250円で、専用アプリケーションで予約可能だ。



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