デザイン家具をもっと身近に
「カリモクニュースタンダード」クリエイティブディレクター ダヴィッド・グレットリさん
コンテンポラリーなデザイン家具をもっと身近に─。老舗家具メーカー、カリモクが世界に発信するブランド「カリモクニュースタンダード」で、クリエーティブディレクターを務めるダヴィッド・グレットリさんは、京都の自宅を同ブランドのショールームとして公開している(予約制)。「臆せずデザインを生活に取り入れ、親しんでほしい」という思いが背景にある。
グレットリさんの自宅は、京都市内の静かな住宅街にある古い日本家屋だ。入り口ののれんをくぐって土間に入ると、目の前にミニマルで洗練されたテーブルや椅子が静かにたたずんでいる。その組み合わせは一見相反するように見えるが、違和感なくなじんでいることに、来場者からは驚きの声があがる。「良いデザインと良いデザインは、時代を超えてマッチする」。ダヴィッドさんが信じるセオリーだ。
日本家屋とコンテンポラリーな家具が融合している ((c)木寺紀雄)