オンワードパーソナルスタイルのオーダーメイドブランド「カシヤマ」の就活用スーツが売れている。スーツ市場は全般に厳しいが、コロナ下でも堅調なのがオケージョン需要。この中で、同ブランドの就活用スーツは売上高が昨年秋から前年同期比3倍増で推移している。直近の週間販売着数は約400着。前哨戦の好結果を受け、就活商戦の本番に当たる2～3月への期待が高まる。
（大竹清臣）
フィット感を訴求
これまで就活商戦は大手紳士服専門店が圧倒的なシェアを誇る分野で、低価格でスーツからシャツ、ネクタイ、ベルト、靴など一式が揃うセット販売が中心だった。もちろん、手軽に購入できる既製服が主力。就活用スーツの販売動向は夏や秋にインターンシップなどもあり、購入時期が分散化しているものの、最盛期は2～3月に集中している。
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