先日のマネジメント研修で、仮に500万円の売り上げがあるとして、この500万円はどのように使われていくか?・・・という話をしました。
商品原価、家賃、給与、物流費、システム費、金利などなど。意外にスタッフが意識していないのが、本社経費。本社の家賃、人件費、水道光熱費など。そうやって、支払いをしていって、投資分も引いて、手元に残るのは、10万円から20万円程度が平均的という話をしました。
そして経費には、生産性につながるものと消化で終わるものがあるという話。
人件費は、売り上げの原動力=生産性につながります。たとえば、商品値引きに使われるロス。これは商品の粗利分から捻出されます。
一時的には、「売上」に還元されますが、「作業」を生むという点では、販売機会ロスを生みます。プロパー購買客の信頼を裏切ります。長い目でみれば、顧客流出にもなります。もしくは、客層を変えてしまいます。したがって、生産性マイナスです。
こんな具合に、何気なく使っている「勘定科目」用語の関係をイメージするようにしました。言葉は知っている、だけど、関連までは意味付けしていないことが多すぎます!
売り上げが厳しくなる→人件費削減と言う図式は、もっとも避けたいことです。売り上げに余裕があるうちに、プロパー販売力を磨くべき!!! 値引きでつくった売り上げに安心している場合ではないのです! 接客力の向上が、一番大切で、時間がかかる、手間がかかることなのですから!
20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。自分が「楽しい!」と感じれば、相手にも好感度が伝わる!大手アパレルとの長いお付き合いで、スキルは常にバージョンアップ中!