品性がある事、セクシーである事(藤永幸一)

2016/12/07 00:00 更新


スタバで打合せをしていたときのこと。隣に座った女性が、テーブルに両肘をつき、くちゃくちゃと音を立ててサンドイッチを食べていました。見た目は、それなりの格好をしていたので、みっともなさがかえって強調される結果に!話言葉からして、日本人ではありませんでしたが・・・。

「かわいい」がいろいろな場面でのキーワードになり、氾濫して、「品性」が影を潜めた気がします。一昔前には、「品格」という言葉もありましたが、これも聞かれなくなりました。結局、目見見える事実とか、行動がなければ、言葉も衰退するということです。

「品」を漂わせる女優も少なくなりました。ある意味、「知的な品」の象徴でもあったアナウンサーも、芸能人寄りのキャラクターになり、消耗品になっています。と同時に、街を歩いていても、「品」のある着こなしがめっきり減りました!「品」のある所作にお目にかかることも減りました。

 


 

「ローマの休日」のオードリーなど、どの場面でも十分に品があり、「かわいい」女性でした!そして「セクシー」でもありました。

そう、もうひとつ、「セクシー」という言葉も登場頻度が減ったように感じます。「セクシーな表情」「セクシーな所作」などをどこかに置き忘れているかのような感じがあります。いわゆる「色気」。

男らしさとか、女らしさとか、言われなくなった!どちらも、「自分磨き」が必要ですし、「内面」から生まれるものです。そう考えると、「ファスト」な選択が与えてきた影響が大きいのかもしれません。コンビニで出来合いを買い求め、レンジで「ちん!」、普段着とお出かけ着の区別もなし。周りと同じ格好をしていれば安心!

もっと自分を探すことにチャレンジしている若者をピックアップして応援したいものです。

 




20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。自分が「楽しい!」と感じれば、相手にも好感度が伝わる!大手アパレルとの長いお付き合いで、スキルは常にバージョンアップ中!



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