ウィズコロナの子供服市場は、低価格チェーンの寡占化がさらに進みそうだ。西松屋チェーン、しまむらの「バースデイ」は年内に自社ECの開設を計画。子供服専業企業に軍配が上がっていたネット販売に、ついに参入する。ジーユーのベビー服も好発進しており、消費者の低価格志向、日常着の偏重で低価格チェーンの勢いが増している。
(金谷早紀子)
自社ECと連携
西松屋チェーンは3月から、アプリによる会員ポイント制度を導入した。会員数は非公表だが「予想以上」(大村浩一社長)で、100万人が一つの目標。低価格、3密回避、ワンストップショッピングができる点で強みを発揮している同社に、購買動機がもう一つ加わることになった。ポイント特典は値引きでなく、商品提供や抽選の参加権というのも、ローコストオペレーションを徹底する同社らしい。このアプリを、年内に開設する自社ECとも連携させる。
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