《トレンド素材フォーカス》
アパレルメーカーのスタイリング
エプタモーダ「モネガル」
エプタモーダのミセス向け「モネガル」は、異素材ドッキングやデザイン性を高めたニットアイテムを充実させる。ペプラムヘムのジャケットはウール100%のニットと圧縮ニットを組み合わせて表現している。羽織り物としても着こなせ、前立てはダッフル仕様を加えている。ヘリンボーンのジャージーとニットを合わせたハイネックのノースリーブワンピース、ケーブル編みなどの編み地変化を付けたロングコートなど、多彩なアイテムを打ち出している。
バロックジャパンリミテッド「スライ」
バロックジャパンリミテッドの「スライ」の秋冬は、70年代調やフォークロアのムードがテーマ。その中でニットアイテムも豊富に企画している。ざっくりとしたプルオーバートップやハイネックトップといった定番アイテムだけでなく、ボトムを含めあらゆるアイテムでニットを使っているのが新鮮だ。エスニック調の編み柄のガウンコートや、セーターとストレートスカートのニットセットアップなどは、特に今シーズンらしさの強い商品だ。
三陽商会「アマカ」
三陽商会の婦人の主力ブランドの一つで、今年10周年の「アマカ」は、帽子からアウターまでオールニットのスタイリングを提案する。白一色でも、編み地を切り替えて変化をつけることで、柄のような豊かな表情を見せている。セットアップのミモレ丈のスカートとトップは、主役級のアイテムとして、単品でのコーディネートを楽しむこともできる。
(繊研 2015/07/22 日付 19282 号 4 面)