小松マテーレは300億円を投じた本社工場(石川県能美市)の再編プロジェクト「ファクトーレ100」を発表した。完成は100周年の43年を見据えた、17年がかりの長期計画になる。次世代型の物作りを目指した今回のプロジェクトの経緯や狙いについて、米谷俊泰代表取締役専務生産本部長に聞いた。
(中村恵生)
自動化と匠の技融合
――工場再編は以前から検討課題だった。
現在地で工場を立ち上げたのが63年。建屋は古いものは築60年を超し、新しくても40年が経過している。増設を繰り返しながらここまで来たので、動線も理想と乖離(かいり)がある。今後、自動化やDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用して省人化したいと思っても、基礎から作り直さなければ対応できない。例えば自動搬送を導入するにも、床面をぬらさない設計が必要だ。
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