岡山県倉敷市にある「児島ジーンズストリート」に22日、新たに2店が加わった。帆布やデニムを使った国産の服飾雑貨「セット」を軸にした「ブルーウォール」(運営はジャパンブルー)と、ジーンズストリート協議会が共同運営する情報発信ステーションの「リベッツ」。両店は、二つあるメーンストリートの中間地点にあった古民家をリノベーションして隣接した形で、来街者の流れをつなぐ役割を担う。
ブルーウォールは店舗面積65平方㍍。カラフルな色使いの帆布トートやクラッチバッグ(5000円)、植物を入れるポット(1000~1500円)、生活雑貨などを中心に揃える。オリジナルのアパレルや仕入れで植物も扱う。
リベッツも同様の広さ。飲食ができるようにし、観光案内や出店者や来街者のコミュニケーションなどに活用する。情報発信をこれから積極化する。
同ストリートは、シャッター通りとなってしまった商店街をジーンズ産地の魅力を発信することで活性化しようと09年にスタートした。今回の2店で店舗数は物販28、飲食2、藍染めの体験工房1、縫製工場1の計32店になった。夏までにさらに1店できる予定があり「それ以外にも出店待ちが7、8件ある」(真鍋寿男ジーンズストリート推進協議会会長)と言う。
来街者は大幅に増え、「年間で10万人、重複を除いても5万~6万人は堅い」状況になった。既存店舗も「海外からの来店やリピーターも明らかに増えた。平日に店を開けないでいられる状況ではなくなっている」(サイオー)という。