量販店向けレディスアパレルメーカーの25~26年秋冬企画は猛暑対策が焦点となっている。暑く長い夏により、年々MDが難しくなる秋冬シーズン。新しいデザインや素材、コーディネートなどで対応する。
暑い秋に対応
25年から8~10月を〝暑秋〟と位置付けるのはクロスプラス。「年6カ月が夏」と言われるほどの文字通り暑い秋に対応する。昨年は8、9月を猛暑、10、11月を秋としてMDを組んでいた。
アイテムでは透かし柄のニットメッシュベストとカットソーインナーや布帛シャツとのレイヤードを提案。ニットベストはシアー感があるので過ごしやすいのに加えて秋らしい雰囲気を出せる。グレー、ベージュ、グリーン、ブルーのきれいな色を多用する。

さらに〝適温アウター〟としてのポンチョは、さっと羽織ってコーディネートをアップデートでき、家庭洗濯も可能だ。
旭屋は、初秋に綿・レーヨン、テンセル混などで滑らかさを強調する。6~8月店頭向けは、秋色夏素材を七分袖で企画。薄地の楊柳やシャーリングなどで表面変化を付けたブラウスを充実した。9~10月は蜂巣織りやスエードのシャツのほか、綿を使った綾織りのキャンディースリーブで襟元フリルのブラウスを出す。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!