量販店向けレディスアパレルメーカーの25年夏~秋冬企画は、暑くて長い夏を意識し、盛夏物はもちろん、8月から店頭に並ぶ晩夏初秋物が充実した。長く着られる段ボールニットなどの毛足のない素材を秋色で展開するほか、ウールライク生地や薄手のスエード、コーデュロイを部分使いしたものなど、秋らしさと涼しさを両立した企画を多彩に揃える。長引く暑さも、季節の移り変わりを感じさせるアイテムで訴求する。
(森田桃子)
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晩夏初秋物に重き
毎年の酷暑の影響でバイヤーの夏物への意欲は旺盛で、盛夏から晩夏初秋物の比重を高める企業が多かった。トレンドも取り入れながら、〝夏に飽きない〟提案に力を入れる。