クロスCの古着セレクト店、3月ラフォーレ原宿に

2016/02/09 06:38 更新


 クロスカンパニーは古着のレディス新ブランド「レベッカブティック」を立ち上げ、3月12日にラフォーレ原宿4階に1号店をオープンする。〝トウキョウレトロ〟をテーマに、欧米を中心にセレクトしたビンテージ商品と、それらから着想したオリジナル商品を販売する。同社のECサイトでも販売する。

 現在、若い世代を中心に「シェアリングエコノミー」の概念が浸透しつつあり、レンタルやシェア、リユースにまつわる消費が今後さらに広がるとみて、レベッカブティックを始める。「リユースファッション市場への本格参入」を掲げ、日本の女性に、古着に対する新しい価値を提供することがコンセプト。

 ファッションブランドのPRディレクターなどを務める赤澤える氏をディレクターに起用し、同氏を中心に買い付けを行う。アートディレクターは、人気ビンテージセレクト店「グリモワール」の十倍直昭代表。

 対象は10代後半~20代後半の女性。商品はコート、ワンピース、プルオーバー、スカート、パンツ、小物など。セレクト70%、オリジナル30%の構成で、客単価は約1万円を想定している。同社の既存ブランドの古着は扱わない。店装は、アンティーク家具やグリーンを取り入れた、レトロでガーリーなイメージ。

 同社はこの間、ファッション事業の多角化を進めている。昨年にはファッションの定額レンタルサービス「メチャカリ」をスタートし、自社ブランドの新品を貸し出している。貸し出し後の商品は古着として自社サイトで販売するほか、16年2月からは、「ゾゾタウン」内の「ゾゾユーズド」でブランド公式古着として販売する取り組みも始めた。今後も、消費者や世の中の動きを読みながら、新事業を開発していく考え。

レベッカブティック



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