ネット完結型の宅配クリーニングサービス「リネット」を提供するホワイトプラス(東京、井下孝之社長)は、新サービス「プレミアム便」を開始した。
宅配サービス「スキャッチ!」を提供するソフトバンクグループのマジカルムーブ(東京、武藤雄太社長)と業務提携し、早朝や深夜でも1時間単位で集配の時間指定ができるようにした。そのほか、宅配クリーニング業界で最速の「翌日届け」も始めた。両サービスとも、集荷は東京都内10区、配送は同23区で開始する。
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従来の集配時間は、午前9時~午後1時、午後1~3時、午後3~5時、午後5~7時、午後7~9時だった。単身者や共働き世帯などは在宅時間が短いため、荷物が受け取りづらいという声があった。また、午前中の集配は4時間も幅があるため、不便を感じる利用者もいた。この課題を解消するため、プレミアム便を開始した。
早朝は6~10時まで、深夜は午後9時~午前0時まで、それぞれ1時間単位で集配時間を指定できる。早朝、深夜の時間指定でも追加料金はかからない。
翌日届けは、午前6時~午後6時までに集荷してもらえば、翌日の午後9時以降に配送が可能。こちらは1回の注文当たり300円の追加料金がかかる。
リネットのクリーニング料金は、コート1900円から、セーター590円から、ワイシャツ290円から。料金が3000円以上の場合、往復送料が無料になるが、下回ると往復送料1800円がかかる。
まずはこれまで利用者の多かった都内で新サービスの提供を開始したが、将来的には対象地域を広げていく考え。
リネットは09年にスタート。順調に会員数を伸ばし、4月現在で約29万人に達している。アパレル小売業と組み、対象商品の購入者へクリーニングチケットを配布するなどの取り組みも行ってきた。
今後も「クリーニングを通じて、気に入った服を着る時の高揚感の演出を手伝えるように努めたい」(井下社長)考えだ。