3月にスタートする「LINDRA」(リンドラ)は、インナーとアウターを区別することなく、ワードローブの基本となる〝ベースウェア〟という発想で作る。
アパレルメーカーで長くデザイン、パターンメイキングを担当した3人の女性らが手掛ける。「着心地が良く、シルエットが美しく、長く愛用してもらえる服作り」を意識する。
リンドラを立ち上げたのは、「使い捨てではなく、愛用されるものを作りたいと考えた」(メンバーの一人である仙波公子さん)から。アパレルメーカーでシーズンごとに新商品を出し、シーズン末には安く売られることを長く経験してきた。「もっと根本的な物作りがしたかった」という。
商品は「最初に身にまとう」ものとする。着て楽で、シルエットがきれいな、ベースになる服を探し求めている女性が多いと考えた。素材は薄くて毛羽が立ちにくく、伸縮性もある小野莫大小工業の綿100%のジャージーを使う。
第一弾として出すのが、パッド入りキャミソール3型(1万4000~1万5000円)とパッドなしのスリップドレス(1万2000円)。黒、白、ヌードピンクの3色を揃える。
不織布で包むなど包装にプラスチックは使わない。パターンには特にこだわっており、空気のようなフィット感を目指した。パッドは粘土でオリジナルの型を作り、3Dプリンターで別注して作っている。
3月上旬に公式ECサイトを立ち上げる。合同展示会プラグインにも出展し、「反応を確かめたい」とする。販売はECを中心とし、コンセプトを理解してもらえるセレクトショップなどにも販売する考えだ。「ゆっくり、じっくりファンを育て、関係する人みんながハッピーになるようなブランドにしたい」という。
問い合わせはメール、info@lindrajapan.com