コンセプトは「泊まれる雑誌」
5月末、京都の街外れに「泊まれる雑誌」をコンセプトにした宿泊施設がオープンした。「マガザンキョウト」(京都市上京区)がそれ。京都に移住した岩崎達也さんが、「体験を売る」をテーマに、様々なイベントを企画する。オープン当初から情報感度の高い人たちが集まり、京都の新たなハブになりそうだ。
築年数100年を超える京町屋をリノベーションし、1階はイベントスペース、2階は宿泊スペースで構成。月替わりで特集が変わる雑誌のように、3カ月ごとにテーマを設け、宿泊者だけでなく近隣に住む人たちも楽しめるようなイベントを企画する。第一弾は、本の特集。「本を体験する」をテーマに、東京・駒沢の書店「スノウショベリング」と京都の書店「ユイブックス」と協業し、小説に出てくるお酒を振る舞ったり、村上春樹の著書に出てくる食事や音楽を用意した読書会などを開催する。