メイキップ、AIモデルの画像生成サービスを提供 着用姿を1センチ単位で再現

2026/05/26 11:00 更新NEW!


「等身大」のAIモデルを設定できる

 EC支援のメイキップ(東京)は、AI(人工知能)でモデル着用画像を生成する「フィットモデルエーアイ」の提供を始めた。平置きの商品画像とサイズ情報を基に、着丈や袖丈、ゆとりなどを1センチ単位で再現したモデル着用画像を生成する。サイズレコメンドエンジン「ユニサイズ」で培ったサイジング技術と体形データを生かし、アパレルECの業務効率化、購入前の不安解消を同時に支援する。

 単にモデル画像を生成するだけでなく、例えば「身長160センチの人が着丈80センチのスカートをはいた時、裾がどの位置にくるか」まで再現することにこだわった。顧客の平均体形や年齢に合わせた「等身大」のAIモデルを設定し、一般的なプロモデルでは購買層が自分の着用姿を想像しにくいという課題にも対応。ぽっちゃり、キッズなど、様々な体形のモデルを作れる。

1センチ単位で再現したモデル着用画像を生成

 モデルやスタジオの手配を伴う従来型の撮影業務に対し、平置き画像からAIモデルの着用画像を生成するため、コストは最大70%削減し、最短3営業日で納品できる。SKU(在庫最小管理単位)が多いファッション小売りやセレクトショップなどにアピールしていく。生成から品質管理、納品まではメイキップが請け負い、専任のプロンプトエンジニアチームが体形、ポージング、コーディネートの組み替えなどに対応する。

 アパレル業界では、生成AIでモデル着用画像を作成する動きが広がっている。しかし同社によると、ECに掲載できる品質に達しないケースが多いという。出力が安定しないため修正が欠かせず、「着たときのサイズ感」が画像に反映されないことや、導入時の初期費用、運用人員の確保などが課題。結果、従来通りのモデル手配・撮影に頼っている企業も多い。

 メイキップはこれまで、ユニサイズを軸にアパレルECのサイズ不安解消に取り組んできた。クライアントからも「サイズ感まで反映したAIモデルが作れないか」との相談が寄せられていた。

 柄本真吾社長は「生成AIでモデル画像を作るだけならできるが、アパレルECで本当に必要なのは、着た時のサイズ感まで正しく伝えること」と話す。こうした課題を受け、今回の開発につなげた。

「着た時のサイズ感まで正しく伝えることが大切」と話す柄本社長

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