マークスタイラーは25年春物から、「アングリッド」と「マーキュリーデュオ」の新ラインを立ち上げる。〝次のステージに向かう大人の女性〟への提案や客層の拡大、多様なニーズへの対応を強める。12月6日から公式通販サイト「ランウェイチャンネル」で予約の受け付けを開始する。
【関連記事】マークスタイラー24年秋 秋らしい素材と軽さの対比
アングリッドの新ラインは「テージ」で、カジュアルをベースにしながら「一癖あるから想像を掻(か)き立てる」をコンセプトに差異化する。アングリッドの中心ターゲットは28歳で、年齢を重ねたことで感じるファッションへの変化や、「トレンドばかり追いかける自分」から、「もっと自分らしくて芯のあるファッションがしたい」女性に向けて提案する。
レース使いやカットワークなどのデザイン性と手が込んだ企画を揃える。中心価格はアングリッドの1万2000~1万6000円に対し、テージは2万5000円。既存ショップのコーナー販売から始めて、「新ラインの期間限定店や常設店を出店したい」という。
マーキュリーデュオの新ラインは「オウンノウン」で、「自分らしさを表現したい女性に向けて、よりエレガントでエッジの利いた商品」を出す。中心ターゲットは20代後半~30代とする。
マーキュリーデュオはワンピースが軸だが、フルアイテムを揃えたスタイリング提案を強める。ワンピースは、既存ラインが1万6000円からに対し、新ラインは2万3000円など。「大人に昇華するクオリティーと技」や、「そっと寄り添う質の高いアイテム」を揃える。